『脱・税金のギモン』

~読んで得するお金と税金の話~

どうも!税理士の坂井です。

お正月といえば、おせち、初詣、そしてお年玉!

でも、「お年玉って税金かかるの?」とか、「あげすぎたらどうなる?」なんて気になったことありませんか?

今回は、お年玉と税金の関係についてわかりやすくお伝えします!税金を気にせずにお年玉を渡すためのルールを一緒に確認しましょう。

1. お年玉に税金がかかるケースとは?

まず、基本ルール。お年玉も「贈与」とみなされる場合があります。でも、安心してください!普通のお年玉程度では、税金がかかることはほとんどありません。

贈与税の基礎控除

年間110万円までは非課税!つまり、1年間で110万円を超えない範囲であれば、税金はかからないんです。

具体的なお年玉の金額例

• 孫に5万円ずつ渡す → OK

• 子どもに10万円渡す → OK

• 孫全員に合計120万円渡す → アウト(110万円を超えた分が課税対象)

「普通にお年玉を渡す分には安心」と覚えておいてください。

2. 気をつけたいケース:教育資金や大きな贈与

(1) 教育資金として多額のお金を渡す場合

例えば、「大学の学費として100万円渡す」などのケースでは、特例制度を活用すれば非課税にできます。

教育資金贈与の特例:祖父母から孫への教育費は、1,500万円まで非課税。

※専用の手続きが必要です。

(2) 子ども名義の口座にお年玉を貯金する場合

子どもの口座にお金を入れると、税務署に「贈与?」とみなされることがあります。ただし、普通のお年玉の範囲であれば問題ありません。

3. お年玉を渡すときの工夫

(1) 家族全員で分担する

例えば、おじいちゃん・おばあちゃん、両親みんなでお年玉を渡す場合、それぞれが110万円以下であれば非課税になります。

(2) メモを残しておく

将来のために、誰がどのくらいのお年玉を渡したかをメモしておくと安心です。

4. よくある質問:お年玉の税金ギモンQ&A

Q. お年玉っていくらまで渡すのが一般的?

A. 地域や家庭によりますが、一般的には以下の金額が目安です:

• 幼稚園~小学生:1,000~5,000円

• 中学生:5,000~10,000円

• 高校生以上:10,000円

Q. お年玉を現金以外で渡す場合も税金はかかる?

A. 商品券やギフトカードで渡す場合も、原則「贈与」とみなされますが、金額が110万円以下であれば非課税です。

5. お年玉の渡し方で節税も?

大きな金額を贈与する場合は、次の方法を活用すると節税になります:

教育資金贈与の非課税特例

祖父母が孫に教育資金を一括贈与する場合、1,500万円まで非課税。

暦年贈与を活用する

毎年110万円以下で贈与を分ける方法です。一度に大きな額を渡すよりも計画的に贈与することで、税金を回避できます。

まとめ:お年玉を安心して渡そう!

お年玉は、年間110万円の基礎控除内であれば税金の心配は不要です。ただし、教育費や大きな額の贈与をする場合は、特例やルールをしっかり確認しておきましょう。

これで、税金を気にせず安心してお年玉を渡せますね!次回は年明けですかね。

「年始に考えたい家計と税金の見直し」についてお話しします。

ではでは、税理士 坂井でした〜

良いお年を🎍

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